こんにちは。ももさんです。「働く母。自由に生きる。」を目指し、AIと共に人生をリデザイン中の40代主婦です。
あなたは今、頑張りすぎていませんか?
働くお母さんは皆、常に「タスク」と「感情」の波に揉まれています。特に頑張り屋さんが陥りやすい罠が、すべてを自分のせいにし、「私がもっと頑張れば」「私の配慮が足りなかった」と自分を責めてしまう自己責任論です。
しかし、疲れた心で客観的に状況を分析するのは不可能です。
そこで私が実践しているのが、ChatGPTを「メンタルケアの客観的な壁」として活用する方法です。AIは感情を持たないため、あなたの暗い話を聞いても疲弊せず、常に冷静で論理的な分析を一定のパフォーマンスで提供してくれます。
AIは、「嫌な人・環境」から離れ、「私でいい」と思える時間を守るための、究極のメンタルケアツールなのです。
今回は、自己責任論から脱却し、心のゆとりを取り戻すための3つの質問術(プロンプト)を解説します。
1. 感情を「出来事」に変換する質問術(状況の分離)

疲れているとき、頭の中で起こる出来事と感情は、一つの大きな塊になってしまいます。この状態では、どこから手をつければいいのか分からず、ただただ無力感に苛まれます。
まず、AIを使って、「何が起こったのか」という事実と、「どう感じたか」という感情を切り離します。
💬 質問術1:出来事とタスクに分離せよ
頭の中で起こった「嫌なこと」を時系列でそのままChatGPTに入力し、感情を排除した「客観的事実」として整理させます。
プロンプト例: 「今日あった嫌なことを時系列で入力します。それを読んで、感情的な判断を一切排除し、観察された『名詞と動詞のみ』で構成された客観的な事実リストとして書き出してください。私の感情的な感想は無視してください。」
【効果】 出力されたリストを見ると、あなたが抱えていた「感情の重さ」が消え、単なる「出来事」の羅列になっているはずです。問題は「自分の感情」ではなく、目の前の「事象」にあると認識することで、自己責任論から一歩引いて、状況を俯瞰できるようになります。
2. ストレスの原因を「責任分類」する質問術(自己責任論からの脱却)

事実を書き出しても、次に「あれは私のせいかもしれない」という思考が戻ってきます。自分を責めずに済むように、問題の責任の所在をAIに客観的な第三者として分析させます。
💬 質問術2:問題の責任の所在を客観的に分類せよ
質問術1で得られた事実リストを基に、問題が「誰の責任」で生じたものなのかを分類させます。
プロンプト例: 「先ほど抽出した事実リストに対し、それぞれの事象が『A:あなたの責任』か、『B:相手の行動やマナーの問題』か、『C:システムの欠陥(仕組みの問題)』か、客観的に分類してください。Aに該当する事象は、その理由も簡潔に述べてください。」
【効果】 多くの場合、頑張り屋さんが抱えているストレスの原因は、B(他者の問題)やC(システムの欠陥)です。この分類によって、「これは私の責任ではない。私が頑張っても解決できない問題だった」という事実が可視化され、無意識の自己責任論から脱却できます。
3. 無力感から脱却する「行動計画」作成術(未来への転換)

問題の所在が明確になっても、次に「結局どうすればいいの?」という無力感に襲われがちです。メンタルケアの最終ゴールは、未来に向けて実行可能な行動を見つけることです。
ここで重要なのは、「相手を変える行動は含めない」という制約をAIに与えることです。他者をコントロールしようとする努力は、さらなる疲弊を招くだけだからです。
💬 質問術3:ネガティブをポジティブな「具体的な行動」に変換せよ
分類結果に基づき、あなたがコントロールできる範囲で、具体的な改善策を導き出します。
プロンプト例: 「質問2の分類結果、特にB(他者の問題)とC(システムの欠陥)を避けるために、明日からすぐに実行できる具体的な行動計画を3つ提案してください。ただし、他者を変えようとする行動や、理想論的な行動は含めないこと。」
【効果】 出力されるのは、例えば「その人に会う前に意図的に5分間の休憩を取る」「書類をその場で開かず、AI処理用ボックスに入れる動線を作る」といった、実行可能で具体的な自己防衛策です。これにより、無力感は「未来への建設的な行動力」へと変換されます。
まとめ:感情は人に、分析はAIに
AIは冷たいツールではありません。それは、頑張りすぎるあなたの「脳」と「心」を過負荷から守るための、最も合理的な盾です。
感情的な共感は大切な人に求め、論理的な分析と問題の切り分けはAIに委ねましょう。AIを賢く活用することで、あなたは「自己責任論の重荷」から解放され、「私でいい」と思える、自由で穏やかな時間を取り戻すことができるはずです。
AIと共に、あなたの人生をリデザインしていきましょう。

